このブログをご覧のみなさん、こんにちは。

2018/09/29 に開催された『TDDBC Tokyo 2018-09』に TA(Teaching Assistant) として参加しました。

午前

やっとむ @yattom さんによる基調講演。講演のみではなく、デモ(ペアプロ)を交えており、自分もペアプロの相方として参加しました。基調講演終了後、言語毎にペア決めを行い、行った後は各自ランチに向かいました。私が担当したのは Python で参加者はちょうど八人でした。

ランチ

やっとむ @yattom さんと一緒に近くのステーキ屋さんに行き、色々実りの多いお話をお聞きしました。

午後

ここからは参加者のみなさんに実際に TDD を実践してもらう時間になります。お題は自動販売機の実装で、コーディング時間は 1 時間が 2 回で間に、コードレビュー & 休憩が入る形になっていました。

自分が担当した言語以外も全体的に見ていたのですが、事前にメッセージで環境構築をすませておくようにとしていたので、言語やテスティングフレームワークそのものにもたつくペアは少なかったのですが、違う意味でぶっつけ本番でやろうとして、もたついているペアが多かったです。

  • Visual Studio Code のライブコーディングをしたい! けど、やり方を事前に調べておらず、コーディングの時間にやり方を調べている
  • お互いのマシンの OS(ubuntu と Windows?) やキーボード、IDE が異なるため、GitHub を介した push/pull 方式で開発したい! けど、Git のことをよく知らないのでもたつく

TA としてそれぞれフォローはしましたが、1 日のイベントに参加する中でただでさえ、少ないコーディングの時間を本筋以外のところに浪費するのはもったいないのではないかなぁと思いました。

コードレビュー

各コーディングの間にコードレビューがあり、参加者からしても、レビューという形で他のチームの実践内容をいくつか聞くことができ、自分たちとの差やよかった部分を吸収することができ、よかったのではないかと思います。

一方で、発表者への質問という名前の TA からのマサカリや、マサカリを介した TA 同士の派閥争い的なのが発生し、せっかく楽しそうに実践した内容を発表していたペアの人たちが居心地悪そうにされていたのが残念でした(TA にはフィードバック済みです)。

質問コーナー

TA が前に集まり、参加者からの質問に答える No-Bull Know-How 形式な感じでした。以下に他の TA の質問への回答を抜粋。

  • 本筋に注力することは大事。今何をするのが優先なのか考え、行動する
  • 一度作ってみて、設計やアーキテクチャが誤っていたことに気づくことはよくある。その際、それまでの設計やアーキテクチャを捨てる決断をちゃんとして、新規に作り直せなければならない。今までの設計やアーキテクチャをもったいないと思って、作り直さいのはダメ

懇親会

懇親会では会場提供の freee株式会社 さんから生ハムが提供されたり、お酒を飲みながら TA によるモブプロが始まったりしていました。

ただ、アルコールを摂取すると人が気が大きくなって攻撃的になる部分があり、事前に懸念の表明とそういった事態にならないようなフォローをお願いしていたんですが、結局そういう事態になっていました。今まで数多くのモブプロを主催、参加してきましたが、あれだけ罵声や恫喝が飛び交うモブプロは初めてでした。せっかくの体験をムダにするのはもったいないので、これを反面教師に今後のモブプロに役立てたいと思います。どれだけひどいかはモブプロメンバーからドライバーを周囲に求めてもドライバーとして参加する人がほぼいないという状況からお察しください。

感想

色々な部分もありますが、TDD に触れるイベントとしてはよいイベントだったと思います。まだ参加されていない方はぜひ一度参加してみて欲しいですし、今回参加された方々はぜひよい TA として次回以降のイベントに参加して欲しいです。参加者、主催、会場提供のみなさん本当にありがとうございました。